ものづくりの責任力・決断力

生産技術をやっていた頃、トラブルが起きるたびに判断を求められました。

このまま生産を続けるのか。止めるのか。条件を変えるのか。設備を触るのか。

もちろん勝手に何でも決めていいわけではありません。それでも、現場では最後に誰かが「私はこうした方がいいと思います」と言わなければ前へ進まないことがあります。

相談することと、判断を丸投げすることは違う

上司に相談する。お客様に確認する。関係部署と合意を取る。組織で働く以上、どれも必要です。

ただ、「上司が決めるまで待ちます」「お客様が答えをくれるまで何もしません」だけでは、技術者として少し寂しいと思っています。

自分なりに現物を見て、データを確認して、仮説を立てる。

その上で「私はこう考えます」と持っていく。

私は、この違いが大きいと思っています。

間違えた経験も、次の判断材料になる

判断すれば、当然外すこともあります。

私も設備や工程に関わる中で、思った通りにいかなかったことは何度もあります。

でも、自分で考えて決めた失敗は、次に似た問題が起きたときの判断材料になります。

逆に、ずっと誰かの答えを待っているだけでは、その経験がなかなか自分の中に残りません。

技術より先に、自分の考えを持つ

AIやDXなど、学ばなければいけない技術はこれからも増えていきます。

でも、どれだけ情報が増えても、最後に「この現場ではどうするか」を決める場面は残ると思います。

完璧な正解を当てることではなく、現場を見て、自分なりの根拠を持って判断する。

私自身もまだ迷うことは多いですが、ものづくりをやってきて身についた大事な力の一つだと思っています。

原因を追うときに現物を見る理由は、「設備の前に立ってろ」から始まった、今の仕事の基本をご覧ください。

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