早起きも運動も続かない私が、ようやく気づいたこと

最近、意識高い系のYOUTUBEも多く、できる経営者と言えば、朝5時に起きて、運動して、読書して・・
こんな風になりたいと憧れたことはありませんか??

私は製造業で17年、デジタルカメラやスマホカメラの生産技術と現場改善をやってきました。
今は全国の工場を回って、点検のIoT化やソリューションの提案をしています。移動が多く、生活はまったく規則的ではありません。

ずっと自分と向き合う時間を作りたいと、もがいていました。

3日で崩れる「意識の高い朝」

前日の夜22時に現場から出て、ホテルに入って、翌朝5時に起きて本を開く。運動もする。最初の2日は何とかできました。

しかし・・・3日目には目覚ましを止めて二度寝しています。そして起きた瞬間に、自分はやっぱりダメだな、と思うんです。

そしてこれを何年も繰り返してきました。その間、YOUTUBEは見まくってインプットしまくっています。

本屋に行けば、成功している人の朝のルーティンが並んでいます。
早起き、運動、読書、瞑想。読むたびに「よし、明日から」と思って、そして崩れる。崩れるたびに自分を責める毎日。

向上心がないわけじゃないんです。むしろ強いほうだと思います。その向上心が、なぜか自分を殴る道具になっていました。

向け先が違っていただけでした

40歳を過ぎてようやく分かったことがあります。

私の向上心は、これまでずっと現場で発揮されてきたものでした。ラインが止まったときに原因を追いかける。客先で言われた一言が引っかかって、帰りの新幹線でずっと考えている。独立を決めたときも、その熱量が支えでした。

だから向上心そのものは、間違いなく自分の原動力です。

問題は、それを世間一般の「意識の高いルーティン」に当てはめようとしたことでした。早起きができたかどうかで、自分の向上心を採点していた。技術者や事業家の向上心とは、日課を消化することではなくて、知見を磨いて、それを現場でどう価値に変えるかのはずなのに。

物差しが違っていたんですね。

これからの向き合い方を3つ

ひとつめは、インプットから「現場の解像度上げ」への転換です。

本を読むことや運動することだけが自己研鑽ではありません。今日の現場でなぜあのトラブルが起きたのか、あのお客さんはなぜあそこで渋い顔をしたのか。1日に1つ、深く考察する。これのほうが、よほど実践的だと思うようになりました。

ふたつめは、「ルーティン」から「プロジェクト型」への切り替えです。

現場仕事は不規則です。今日は朝6時発、明日は夜21時帰り。そこに毎日同じ習慣を乗せようとするから挫折します。だったら期間とテーマを決めればいい。今月はこのチェックリストを作る。移動中に事例を3つ調べる。それだけで前に進みます。

みっつめは、発揮する場所を「落ち着ける時間」に置くことです。

朝にこだわる必要はありませんでした。夜の静かな時間でもいい。新幹線の中でもいい。気づきやアイデアをメモに落とすだけでも、十分に積み上がっていきます。

余談ですが

以前、先輩に「継続は力なりって言うけど、続かないのは何が足りないんですかね」と聞いたことがあります。

返ってきたのは「お前、それ続けたいの?続けなきゃいけないと思ってるだけじゃないの?」でした。あのときはピンときませんでしたが、今になって刺さっています(笑)

最後に

向上心とは、他人の理想を真似ることではありませんでした。技術や事業を一歩進めること。それだけです。

正直なところ、今は少し疲れています。エンジンを休ませる時期なんだと思っています。でも休めば、また現場に立ちたくなる。あの設備の前に立って、なんでだろうと考えたくなる。そういう性分なのは自分がいちばん分かっています。

製造現場に関わる人間として、自分の熱量をどこに向けるのかは、これからも問い続けていきます。

同じように「ルーティンが続かない自分はダメだ」と思っている方がいたら、向け先を疑ってみてください。
あなたの向上心は、たぶん死んでいません。

#ものづくりをわくわくに #JOINTSPARKS

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