
突然ですが、肩書きが変わっただけで、まわりの態度が変わった経験ってありませんか??
こんにちは、JOINTSPARKSの佐藤です。
実は今、エヌビーケーマーケティングの役員を務めております。
そして最近、はっきり体感していることがあります。役員という肩書きの人間が来た、というだけで、お客さんも商社さんも対応がまるっきり変わるんです。
なぜ「肩書き」で対応を変えるの?それに対する違和感
私自身、打ち合わせも気を遣わないで欲しいし、気軽に現場にご訪問をして機器の設置もやりたい。しかし、「役員」「取締役」にもなると、態度や対応が変わるのです。食事のお誘いもほとんど断られることはありません(笑)訪問をお願いした時のレスポンスも早い。話が驚くほどスムーズに通っていきます。
これは正直、すごくありがたいです。会っていただけること自体が本当にありがたいですし、そうやって対応してくださる皆さんには心から感謝しています。(ここは本音です)
しかし、どうしても引っかかるものがあるわけです。
私自身は、何も変わっていません
役員になったからといって、私の中に何か特別な力が備わったわけではありません。
持っている技術も、現場で見てきたものも、判断の材料も、肩書きが変わる前の日とまったく同じです。急に目が良くなったわけでも、急に不良の原因が分かるようになったわけでもありません。
現場に17年いた頃を思い出します。
あの頃は、同じことを言ってもなかなか通りませんでした。設備の前に立って、これはこうした方がいいと言っても「それは上に聞いてみないと」で止まる。データを揃えても順番待ちです。
しかし今は、同じ内容がスッと通ってしまいます。
中身は一ミリも変わっていないのに、名刺だけで結論が変わる。これって、おかしい事です・・。
役員についてくるのは、「力」ではなく「責任」
誤解のないように書いておきますが、役員という立場が軽いと言いたいわけではありません。
判断の重さは、明らかに変わりました。決めたことの結果を引き受ける範囲が広がりましたし、自分の一言が数字や人の動きに直結する場面も増えました。そこは正直、緊張します。
だから役員についてくるのは、特別な力ではなくて、責任と判断の重さです。
そして責任というのは、特別扱いをしてもらうための理由にはなりません。
あくまでも役割です。私が引き受けている役割の名前が、たまたま役員というだけの話です。
かしこまられると、本当のことが聞けません
もうひとつ、これは皆さんにどうしても言いたいことです。
かしこまられてしまうと、本当のことを教えてもらえなくなるんです。
私は今でもヘルメットをかぶって現場に入ります。防爆エリアも歩きます。そこで知りたいのはキレイに整理された報告ではありません。どこで手が止まっているのか。どの作業が面倒くさいと思われているのか。何回同じところを往復しているのか。そういう生の情報です。
しかし「役員の方がお見えになる」となった瞬間に、現場がキレイになってしまうことがあります。担当の方も構えてしまって、出てくる言葉が「今は特に問題ないですよ」になる。
(これをリアルに言ったら失礼になるかもしれませんが)それが一番困るんです。
最悪、本当の課題が一つも見えないまま帰ることになってしまいます。それでは何のために足を運んだのか分かりません。
これからも、気軽に接して欲しい
私は「製造業」を良くしたいし、ものづくりを本当に楽しくやりがいのある仕事にしたいと思っています。
役員だから何かすごいものを持っている、なんてことは本当にありません。現場に密着した仕事を大事にしたいという気持ちは、17年前から何ひとつ変わっていないつもりです。
だから、これまで通り気軽にご連絡ください。かしこまった準備は要りません。現場が散らかっていても全然かまいません。むしろ、そのままの状態を見せていただいた方が、私にとってはずっと価値があります。
肩書きで扉が開くことには感謝しつつ、その扉の向こうで話す中身までは肩書きに変えさせない。
それが現場を歩いてきた人間としての、私の責任だと思っています。
そんなことを感じる、今日この頃です。
製造現場のDXや点検業務の課題について、お気軽にご相談ください。ヘルメットをかぶって、現場を見せていただくところから始めます。
#ものづくりをわくわくに #JOINTSPARKS

コメント