ルールを破ってまでやりたかったこと

こんにちは、JOINTSPARKSの佐藤です。

会社では多くの順守すべきルールが存在し、やっても良い事は限られています。
その中でやっていて違和感を感じる事って、たくさんあると思います。
しかし、それを職場内で言ってしまうと、急に冷めた空気になったり、孤立してしまいますよね。

最悪、職場では「変な人」と化してしまいます。

でも、それでもあえて「やってはいけない事」をやり抜いた時(これをリアルに言ったら問題になるけど・・)
思った以上に良い方向が生まれたり、大きな成果にも繋がったりします。

そんな経験を今回は語りたいと思います。

現場には「暗黙のルール」がある

製造現場には、マニュアルに書いていない「やってはいけないこと」が山ほどあります。
「4M申請」という言葉があるのですが、決められた製造工程を変更するという事は、かなり厳しく取り締まられているのです。

「この設備はこうやって動かすこと」「この工程ラインは規定の通り流すこと」「そこの設定を触ってはいけない」

このようなたくさんの決め事があって、ものづくりは工場で量産されるのです。

もちろんルールを守らないと、品質不良につながったり、一歩間違えると大問題を引き起こします。
改善と言っても、ルールを順守しながらチャレンジをする必要があるのです。

意外と無駄なルールが多い・それを誰も説明できない

そんなルールだらけの製造現場でも、「なぜダメなのか?」という事を理解していなかったりします。

「やってはいけない」理由を聞いても、誰もきちんと説明できない。「昔からそうだから」「前にトラブルがあったから」

根拠がないルールに縛られて、現場の改善が止まっていることもあるのです。

ただ従い続けるのも大事なことですが、それで思考を止めている事にもなりえます。

あえて「やってはいけない」に向き合う

フィリピンの工場で働いていたとき、私は何度か「やってはいけない」とされていたことに踏み込みました。

日本人の上司の目が届かない環境だったこともあります。でも現地のメンバーと話し合い、「なぜそのやり方をしているのか」を一から考え直した。

結果、改善できたことがいくつもありました。

「ダメだと思っていたことが、実はダメじゃなかった」。そういう経験が積み重なって、利益マイナス5%だった工場がプラス20%まで回復し
品質が更に向上したというケースも多かったです。

それって、そもそもルールがおかしかったんです。しかし、そのルールを作った人の顔に泥をぬるようなもの。
だから言い出すにも気を付けなければなりません。

ルールを破るのではなく、ルールを問い直す

誤解してほしくないのですが、安全に関わるルールを無視しろという話ではありません。
大事なのは、「このルールは今も有効か??」を問い続けることです。

世の中の技術はどんどん進化をし、当たり前も時代と共に変わります。
設備が変わり、人が変わり、生産品目が変わる。しかし10年前に決めたルールがそのまま残っていることは珍しくありません。

「やってはいけない」が積み重なった現場は、じわじわと硬直していきます。
だから現場には、あえて問い直す人間が必要なんです。
思考停止になっては進化は生まれません。

現場を変えるのは、いつも「異物」だった

振り返ると、現場を変えてきたのはいつも、当たり前からの脱却だと思います。

日本の同調圧力に馴染めなかった私が、製造現場で一番活躍できたのも、そういった人との違いだったのかもしれません。

「やってはいけない」をやる勇気。それは無謀さではなく、現場への真剣さから来るものだと思っています。

製造現場の責任として、私はこれからもその問いを持ち続けます。

製造現場の改善や課題解決について、一緒に考えたい方はぜひお声がけください。

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