
仕事をしていると、「実力だけでは決まらないんだな」と感じることがあります。
紹介だから話が早い。知っている人がいるから会ってもらえる。会社の名前が大きいから信用される。
私は製造業の現場から仕事を始めたので、昔はこういう世界があまり好きではありませんでした。
現場では、結局できる人が頼られる
設備が止まったとき、学歴や肩書きでは直りません。
原因を見つけて、手を動かして、実際に復旧できる人が頼られます。
だから私は長い間、「最後は実力だ」と思っていました。
今でも、その考えはかなり残っています。
ただ営業や経営に近い仕事をするようになると、それだけでは説明できない場面も見えるようになりました。
人とのつながりも、現実には大きな力です
誰から紹介されたかで、会える人が変わることがあります。
同じ提案でも、会社名や肩書きで最初の受け取られ方が変わることもあります。
以前の私は、それを「コネ」と一言で片付けて嫌っていました。
でも自分も営業をするようになって、人とのつながりがすべて悪いわけではないと思うようになりました。
長い時間をかけて築いた信用もありますし、「この人の紹介なら一度話を聞こう」というのも自然なことです。
それでも、入口に立てることと、実際に価値を出せることは別だと思っています。
AIで、個人ができる範囲はかなり広がった
ここ数年で面白いと思うのは、AIによって一人でできる仕事が急に増えたことです。
私は資料を作り、文章を書き、海外とのメールを整理し、調査もします。
以前なら何人かにお願いしていたような仕事でも、今は一人でかなりのところまで進められます。
もちろん、大企業の組織力や人脈がなくなるわけではありません。
でも「小さいからできない」という範囲は確実に狭くなっていると感じます。
実力か、コネか、ではない
昔の私は、実力で勝つことと、人とのつながりを使うことを対立させて考えていました。
今は少し違います。
現場で使える力を持つ。その力をAIで広げる。そして、自分一人では会えなかった人とは人のつながりを大切にする。
どれか一つではなく、全部使えばいいのだと思います。
ただし、紹介や肩書きで扉が開いても、その先で役に立てなければ長くは続きません。
だから私は、最後に戻る場所はやっぱり現場で身につけた実力だと思っています。

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