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会社員の時の働き方と仲間との過ごし方
会社員の頃は、毎日のように同じ仲間と顔を合わせていました。
深夜まで一緒に働き、海外にも出張し、週末には一緒に飲みながら愚痴をこぼし合った。
まるで家族のような時間を過ごしていたと思っていました。
けれど、いざ会社を離れると不思議なもので、
あれほど濃密に過ごしていた人たちとも、会えば挨拶程度。
話してもどこか距離を感じる。
立場が変わるだけで、こんなにも会話が噛み合わなくなるのかと、
最初は正直ショックでした。
それほどまでに「組織」という枠が、人との関係をつないでいたのだと痛感しました。
独立してからの人とのつながり
一方で、独立してから出会う人とのつながりはまったく性質が違います。
仕事がきっかけであることに変わりはないけれど、
そこには「役職」や「会社」というフィルターがなく、
人としての信頼や価値観でつながっている感覚があります。
お客さんだった人が協業者になり、協業者がいつの間にか仲間になっている。
一緒に働く時間は短くても、心の距離は近い。
朝から晩まで同じオフィスにいなくても、何かあればすぐ連絡を取り合える。
そういう“自由なつながり”が、今はとても心地いいです。
「所属」より「信頼」でつながる関係へ
会社員の世界では、一度辞めると「裏切り者」と見られることもまだあります。
でも独立して感じるのは、仕事って“所属”ではなく“信頼”で成り立つということ。
どこに属しているかより、どんな想いで働いているか。
その方がずっと大事なんだと思うようになりました。
AIの時代でも、変わらないもの
これからAIがどれだけ進化しても、置き換えられないものがあります。
それは「人との関係性」です。
利害を超えて、心が通い合う関係。
そこにこそ、これからの時代の本当の価値があると思います。
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